54字の物語
【54字の物語】に挑戦させて頂きました。
(54字の物語については、こちら(外部リンクです)をご覧ください)
安全すぎる場所
解説
iDeCo(イデコ)を知っていると怖い話、というコンセプトですが、いかがでしたでしょうか?
それでは解説です。
iDeCo(イデコ)は正式名称を個人型確定拠出年金と言いまして、自分で老後資金を作るための年金制度です。
老後資金を作るという目的のため、無駄遣いを防ぐための強力な仕組みが備わっています。
イデコの口座にお金を入れると、原則60歳になるまで引き出すことはできません。
(細かく言うと、イデコの口座にお金を直接入れるということはできません。銀行口座などを経由します)
さて、今月中に返さなきゃいけないお金をイデコの口座に入れてしまって、語り手はどうなってしまったのでしょう?
忘れてた
解説
iDeCo(イデコ)は自動で運用ができる年金制度です。
運用とは、毎月、銀行口座から掛金が引き落とされ、金融商品が購入されるといった一連の流れです。
毎月いくら掛金を支払うか、どの商品を購入するかは自分で決める必要があるのですが、一度設定してしまえば、あとは自動で運用が続きます。
そのため、基本的にほったらかしでOKです。
(関連記事:資産運用、ずーっとほったらかし)
私も普段は存在を忘れていて、気づいたらこんなに資金が貯まっていたのかという感じです。
ただし、加入するのを忘れてちゃ資金は作れませんね(笑)
なお、作った資金は原則、60歳になるまでは受給できませんので、その点もご注意ください。
割れ物注意
解説
iDeCo(イデコ)はリスクがありますので、資産が減ることもあります。
元手となるお金(掛金)より減ってしまうことを元本割れ(がんぽんわれ)と言います。
金融商品の価値は日々変動しますので、割れちゃうこともあれば、増えてることもあります。
当たり前のことなのですが、改めて言葉にしてみるとちょっと不思議な感じで面白いですね。
開いて、かけて、待つもの
解説
フタを開いて、お湯をかけて、3分程度待つものがカップ麺。
口座を開いて、お金(掛金)をかけて、30年程度(人によります)待つものがイデコ。
う〜ん似てますね!(笑)
というのは冗談ですが、どちらも美味しく頂くには待つ必要がある、というのは大きな共通点ではないでしょうか。
ただ、待ちすぎると台無しになる可能性もあるというところも共通していますね。
やっぱり似てますね!
eCo
解説
1回目に読んだ時と、続けて2回目読んだ時で、主語が変化する物語です。
このようなループ系?の作品は54字の物語では既に名作が存在しておりますが、私も挑戦させて頂きました。
さて、今回のテーマは、iDeCoとeco(エコ)って似てるなーということです。
正直最初はダジャレでした、iDeCoを分解するとiD + eCoでエコじゃんと。
ecology(エコロジー)ならぬiDeCology(イデコロジー)じゃん、という発想でした。
ただ、考えてみると、どちらも本文にあげたような共通点があり、単なるダジャレから少し意味深な物語に発展させることができました。
iDeCoという愛称は奥が深いですね。
持っていかれた
解説
投資(株式投資、投資信託、FXなど)で得た利益には約20%の税金がかかります。
その税金がかからない、というのもiDeCo(イデコ)の特徴の一つです。
20%の税金というと、54字の物語に例えると約11文字です。
ただでさえ少ない54字のうち、11文字が持っていかれました、これは大きいですね!
そのため、物語の中では肝心のイデコについての説明部分が消えてしまいましたが、ご了承ください(笑)
20%の重みは54字で考えるとわかりやすい!かもしれません。
枠
解説
イデコの掛金額は上限・下限があります。
・下限はどなたも毎月5,000円。
・上限は職業や、他の年金制度への加入状況などにより異なります。
月額1.2万円が上限という人もいれば、6.8万円が上限という人まで様々です。
上限について、 詳しくはこちら(外部リンク。iDeCo公式サイト)
ちなみに、私(ミツル)の場合、会社員(第2号被保険者)かつ企業年金に加入していないため、月額2.3万円が上限です。
イデコに加入して3年になりますが、上限いっぱいの2.3万円の掛金で継続しています。
54字の物語の場合、枠を使い切るのがルールですが、イデコの場合は使い切る必要はありません。
無理なく継続できる掛金額を設定しましょう。
イデコday
解説
実はこの文章「回文(逆から読んでも同じ文章)」になってます!
「く…暴落。理解できない!崩れ…」と、友達。今、イデコでイマイチだ。元取れず、悔い、泣き。で、怒りくらう僕。」
これだとわかりづらいので、カタカナ表記にすると。
「ク…ボウラク。リカイデキナイ!クズレ…」ト、トモダチ。イマ、イデコデイマイチダ。モトトレズ、クイ、ナキ。デ、イカリクラウボク。」
いかがでしょうか。
・回文
・54字の物語
・iDeCo(イデコ)に関連する話
のルールを守って作りました。
完全なフィクションですし、強引なところもありますが(笑)。
一応、iDeCo(イデコ)の勉強になるように、暴落(崩れ)、イデコ、元取れず、などの用語をなるべく入れてみました。
フィクションではありますが、この物語から学べることとしては。
・金融商品の価値は暴落することも、元が取れない(元本割れ)こともあります。
掛金額を調整したり、リスクの少ない商品選びも検討したり、無理のない範囲で運用を行いましょう。
・暴落しても他人に当たっちゃ駄目ですよ(自己責任で)。
といったところでしょうか。